第一電波工業
K9000
毎日使ってる電動基台が何の前触れもなく動かなくなりました・・・。
どうしたものかと車から外してチェックしてみることにしました
UP/DOWNのライトは点灯するので電源系ではなく機械系だろうと予測を立てる
上蓋開梱ポイント
まず上蓋を開けなくてはならないがどこにも留具のようなものは見当たらないので思い切ってこじ開け作戦にしました
角度調節の付いた表側はぴったりと隙間が全くありません 裏側の台座を外すと僅かに隙間があったのでそこに細めのマイナスドライバーを差し込んで様子を見ると基台中央部分は浮きが出るので思い切って力を入れます
開梱成功
裏側溝ラインに沿って全体にテンションをかけると「パカッ」と外れました！
どうやら蓋の前後で接着剤固定してありました
結構強力なので根気良くやらないといけません
内部の様子
歯車がギッチリ組まれています
モーターはプラモデルでもよく見かけるタイプでした モーター周辺は焼けたような跡もない・・。
各方向からの様子
蓋で密閉してるようでも日頃風雨にさらされるので湿気等により錆は出てます
下に２ヵ所の水抜き穴がありました
今度は基台セットにDC繋いでモーター電圧計っても数値出ず・・。
接点 ��
原因を探るうちカント調製つまみを上げると「接点」らしきものが現れた！
銅版むき出しの接点なので酸化等により劣化したのかもしれない
接点 ��
UP/DOWNで切り替わるから「接点」がもう一つあるだろうと探すとちょうど円の反対側にありました
おそらくココの接触不良でしょう
接点磨き
粒子の細かい耐水ペーパー（2000番）で２ヵ所を数回往復させます
接点復活材もいいかもしれませんが逆にゴミを吸い付かせてしまう恐れもあるため研磨だけにしました
動作確認！
電源接続してUP/DOWNするとグゥイーンと力強く正転/反転します！！
原因は酸化劣化による銅版SWの接触不良でした
作業終了！
上蓋をセメダインスーパーX（ブラック）を前後に塗布して接着固定します
一日置くと強く接着していたので走行しても大丈夫です
まとめ
初めての作業でしたが上手くいって良かったです この修理の最大の難関は上蓋を開けるところでした
パチッとはめ込み式でもなくネジ固定でもなく接着材固定式なのでいかに根気良くやるかに掛かってます どうしても多少のキズは付くので普段目にする表側からこじ開けるのはやめた方が良いと思います
無線仲間内で電動基台が壊れたという話も聞きましたがこの接触不良が原因かもしれません
