マグネットアースシート
MAT50
結構使えるとの評判なので購入しました
使用目的はHF帯(CW)の大型モービルホイップを用いたお手軽移動運用にて使用する際のもので基台はマグネット脱着式を使用
アース線接続部
アース線接続部の表裏クローズアップ
この線が細いのがどうにも気に入らない！
そこで今回はアース処理らしく専用のアミ線への交換を思い立ち実行しました
強化アース線
今回用意したアース線
いかにも効きそうという感じですね
交換作業に入ります(^^ゞ
使用線材
基台側は14-16サイズの丸型端子を使用
専用工具でガツンと圧着！
アース線の横幅は約25mm
作業開始
付け根部分からカッターを入れてめくります
強力な粘着シールで留めてあるので根気よくゆっくりと刃を入れながら横に引くような感じでやるとうまくいきます
力が入る部分なので大型のカッターが良いと思います
アース線撤去
めくるとはさんで接着してあるだけの端子が出てくるので取り外します
たまにSWRが不安定になると聞く要因は小さな端子の接着容量の変化かもしれません
切り込み調整
銅版はサンドイッチ状に挟まれているのでアース線幅に合わせてカットします
ここも糊が強力に残るためシールはがし剤で綺麗にします
銅版クリーニング
数回塗って拭いてを繰り返すと綺麗になります
完成イメージ
イメージとしてこんな取り付けになります
電導グリス塗布
確実に接続されるよう念のために電導グリスを接合部両面に塗布します
第一次シリコン接着
張り合わせてシリコンで固定します
自然な仕上がりに見えるようシリコンはクリア
（透明）タイプを選びました
接着強化策
裏面にもシリコンを少し流し込んで固定します
接着強度を増すためにこの状態で完全に硬化するまで1日置きます
シリコン二次仕上げ
下地が完全に硬化した後にさらに上からシリコンをたっぷり流し込んで隙間が無いようにヘラで仕上げます
周りには少しはみ出す程度にした方が強度UPできると思います
作業終了！
これで完成です！！
そもそも買ってきた状態でSWRが落ちなかったとか不安定だったということでの改造ではなく、やはりアースはこういうもんだろうという自己ポリシーで行ったまでです(^^ゞ
なんとなくですが安心度は増したと思ってます
基台にセッティング
マグネット基台にアース端子を入れてから六角リングで固定
取り替えたアミ線の長さは約18cmなのでセットしても途中で車体に触れることはありません
7MHz Mobil Whip
「DIAMOND
DP-EL40」でTEST
問題なく綺麗に落ちてます
50MHz Mobil Whip
「DIAMOND
CP-6」「COMET HA-050」でTEST
こちらも問題なく綺麗に落ちました
その他
≪ココをご覧になった方から強度についてのご質問を頂きましたので以下にまとめました≫
�“湘追佞韻呂任�なかったか？
極太アミ線を使用したため半田付けには相当の熱とコテを当てる時間が掛かってくることで銅版両面の薄ゴムが耐えられないと思いやめました
またリベットのようなもので穴を開けて留めることも考えましたがとにかく薄い銅版なので変形すると浮くことで接着面積が減少することと貼ってはがすの繰り返しによる車体へのキズを懸念してやめました
�▲轡螢灰鵑世韻廼�度は大丈夫か？
一応2回に分けて下地（一次塗り）が完全に硬化してからたっぷりとはみ出す程度に二次塗りをやったことと裏面にも少し流し込んだこともあって少々引っ張った程度では全然大丈夫です
今回は自然な仕上がりに趣を置いたので行いませんでしたが接合部の柔軟性はなくなるものの先端に大きめの丸型端子等を付けて端子ごとシリコン固定するのも策かと思います
使用したシリコンはセメダイン社製シリコンシーラント（品番：セメダイン8000）のクリアタイプ業務用です
