★☆ アースシートの製作 ☆★


銅版部材

 

部材の銅版です 大きさは横幅305mm×縦幅110mmで真ん中に板を挟んで銅版が両側にあるタイプのものです 調達元はJO2KOW局に頂きました

銅版磨き

耐水ペーパー#1500で両面磨きます
一皮向けて大変綺麗な表面になりました

部材概要

アース線には極太アミ線を使用します
写真のものは300mmですがこの後200mmへ短くしました

下準備

中央に板を挟んでの両面銅版なのでそのままでは表裏の導通はありません
なので要所に銅箔テープを貼ってみました

下準備

まずは辺の短い方にピタッと貼ります
銅箔テープは幅40mmのものを使用

下準備

ハンダが付きやすいよう両側に予備ハンダを付けておきます

ハンダ付け

丸端子の中央にハンダを盛っておいてから一気に100Wのハンダゴテで中に流し込みます
丸端子中央部分がおわん状になればまず大丈夫です

下準備

さらに辺の反対側にも銅箔テープを貼って表裏通電させます

下準備

確実性を兼ねて上からテープで覆います

中央部拡大

ピッタリ綺麗に貼れました その後端子のまわりを押さえて密閉します

下準備

端子裏側にも再度テープを貼って養生します

下準備

これで後はマグネットシートを裏面に貼るだけになったので最終仕上げとしてコート剤を全体に塗って耐久性を上げます
今回はミニマルチ社のウェザープロテクターを使用し3度塗りを施しました

塗布完了

表裏重ね塗りをし一通りの仕上げが完了しました!

最終仕上げ

裏面にマグネットシートを貼ります
このシートの大きさは300mm×100mmです

完成!大きさ比較

MAT50との比較で面積比は2,2倍になりました

測定下準備

測定器(MFJ-259B)でキャパシタンスを計るための小道具を作成します

測定方法

測定には車体を使用します
リアゲートのボンディング箇所から信号を流しアースシート間の静電容量を計ります

やり方はMFJ-259BのANT端子から芯線(赤)はボンディング箇所へ接続し外側線(黒)はアースシートへ接続します

MFJ-259Bの電源ON後MODEボタンを2回押すと「Capacitance」(静電容量)モードになるので周波数を設定するだけで直読できます

 測定結果

ご覧の結果になりました!
全体的にMAT50より自作品の方が大きなpF数値なので「アースが良く効いている」ということになります
7MHzではさほど違いませんが周波数が低くなるにつれて大きな差が出ることが判明しました
特に3MHz台では約1,4倍の容量を得られており面積比が2,2倍になるとやはりそれなりの効果は期待できるものです

このMAT50も極太アース線仕様に改造していますので純正のままだったら若干違った数値が出ていたかもしれません

 

仮取付

 

 

アースシートはルーフの溝幅に偶然にもピッタリ収まりました
このANT基台は元々直接アースをしっかり取ってあるので使わなくても済みますが別途マグネット基台の使用時は活躍してくれると思います